共生を考える〜ひとつの選択肢としてのジビエ

共生を考える〜ひとつの選択肢としてのジビエ

最近では自治体が主体となってジビエ用の食肉解体処理施設を建設する例も珍しくなく、害獣被害が深刻な地域では、町全体で推進に取り組んでいます。すべての害獣が食べられるわけではないですが、ジビエもひとつの選択肢なのかもしれません。

害獣の有効活用を考えてみる

【ジビエ】:フランス語で野生鳥獣肉のことをジビエ(gibier)と言うことから、最近では定着した言葉になっていますね。日本ではシカやイノシシによる農作物被害が大きな問題となっており、捕獲・処分の一貫でジビエとしての利用も全国的に広まっています。害獣の一部が食材として、また山間部を活性化させる資源として、見直されているのも事実です。害獣被害に悩む→捕獲した害獣の有効活用→ジビエ→農林業の振興&地域の収入アップ→バランスが保たれる…という好循環ををもたらしている地域もあるようです。害獣・鳥獣による農作物被害により、農業を廃業してしまう人もいるほどで、他の場合では害獣と車の衝突事故、人里に迷い込んで人に怪我をさせてしまう例も少なくありません。
  

他人事ではなく、自分事だと捉えてみる

農林水産省農村振興局鳥獣対策・農村環境課鳥獣対策室が出している「令和4年1月捕獲鳥獣のジビエ利用を巡る最近の状況」によると、農作物被害額は160億円前後でその大半がイノシシ・シカによるもの。また、年間約6,000haの面積が森林食害を受けています。「自分たちの生活に無関係だから…」「そういう地域もあるんだろうな」という無関心ではなく、普段食生活でお世話になる農作物に影響が及ぶため、間接的に関係してくることにもあります。当然、山間部や郊外で生活をされている方にとっては、農業はやっていなくても居住空間への被害は、いつ起こってもおかしくないと言えます。

マイナスをプラスの存在へ変えられるかも

鹿肉・猪肉と言えば、ジビエという言葉が認知度を得る前から山間部の人にとっては身近な食文化だったと言えます。猟師は捕獲し、解体して近所に配る…なんてことも昔はどの地域でも行われていたとか。肉は重宝され、命を頂く循環が当たり前のように巡っていました。時代は流れて猟師は非効率な稼ぎよりも効率的な仕事へ転換し、野生肉を食す機会も減り、人間生活・土地・環境の変化と捕獲数<繁殖数によって獣・害獣は増えていったことが、昨今の害獣被害へとつながっています。例えば、害獣駆除と同時にジビエの消費量が増えれば、バランスは保たれ、農作物被害も減らせるかもしれません。厄介者であった害獣・鳥獣をマイナスからプラスへ転換できるかも…。そう考えるのは甘い考えでしょうか?

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